犬が人を噛む。これは、犬との共同生活を行う上で絶対に矯正しておかなければならない癖です。甘噛みであっても、いつ、それがエスカレートするかわかりませんし、噛んだらわがままを聞いてもらえた!と学習している犬はもっと危険です。小型犬であっても人に大けがを負わせることができますので、必ず矯正しましょう。あまりにもひどく、家庭での矯正が不可能!と言う場合は訓練所を頼ることをお勧めするほどです。噛み癖は周囲に被害を与えることもあり、矯正できなければ殺処分も視野に入れなければならないほど、甘く見てはいけない悪癖だと覚えておきましょう。

まず、犬がまだ若い、迎えたばかりだという場合はセーフ!人を噛む経験が少なければ少ないほど矯正は容易になります。まず、人の手は噛むものではないことを教えましょう。

人の手をおもちゃ代わりにするのはやめ、きちんとしたおもちゃを与えること。そして、もしも噛んだら大声で「痛い!」と叫び、その後無視をすることを徹底しましょう。犬は無視をされることが大嫌い。幼い犬の場合、これで理解することが多いです。また、霧吹きで水や水で希釈したお酢をかける、手や足に苦味スプレーをかけておくなどの対策も有効です。歯が生え変わりの時期に最初のトラブルが発生するはずですので、そのころから【人は噛んではいけない】と言うことを学習させましょう。

大人になって噛むような犬には原因がある場合もあります。怖い思いをしたので噛むという場合は、その犬の性格の問題です。あまり怖い思いをしないような環境にしてあげてください。また、飼い主が頼れるリーダーとなったり、怖いものそのものに慣らすのも有効です。服従訓練と併せて恐怖克服をめざしましょう。

攻撃的な犬の場合、ちょっと難しいかもしれません。これはひたすら服従訓練をするしかないでしょう。飼い主がリーダー、人を噛むな!そう教え込むしかないのです。必要であれば専門家に相談することもおすすめします。犬をだらだらなでたり、猫かわいがりしてはいけません。攻撃性が高い犬の場合はペット扱いすることはやめておきましょう。あくまでも上司と部下の関係でいることが肝要です。

脳の病気で噛むこともあります。今までおとなしかった犬が急に・・・ちう場合はこのケースが多いようです。特に老犬の場合、ぼけて噛むことがあるみたいですね。これはもう、病院と相談するしかありません。安定剤をもらうか、あまりにもひどいときは安楽死となると思います。犬にとって最良の選択を医師とともに探してください。

わたしは噛み癖のある犬は、殺処分の可能性もあると書きました。しかし、本音は殺処分は最終手段であって、できれば避けたいものだと思っています。飼い主がしっかりしていれば、そんなに問題を起こす犬なんてそうそういないものです。自分の飼い犬を殺すことがないよう、しつけはきちんと行うようにしましょう。犬にしつけをするなんてかわいそう、と言う人がいますが、しつけをされていない犬のほうがよっぽどかわいそうです。犬のためにも正しいしつけを学ぶようにしてください。